M-1グランプリ2009を見た簡単な感想。

決勝1回戦目

  1. ダイアン = ネタは結構面白いと思ったけど緊張なのかテンション上げたからかボケのとぼけた味わいが薄れてたのが残念。 初対面めちゃめちゃ緊張する〜の前に何しゃべってるのか分からなかった。 ネタ順を真ん中辺で見たかった。

  2. 笑い飯:最初からテンション上げてネタをやってた。 四面楚歌とか面白かったけど気合い入れ過ぎてしゃべりが聞き取りにくかったかなあ。

  3. モンスターエンジン = 「せっかくの」と「ほな」が面白かった。 漫才ではポロッとこぼす一言が面白いタイプなのかなあ。

  4. ナイツ = ボケが駄洒落ばかりなのがちょっとどうだろう。 前見たネタでもっと面白いのあった気がするけどチョイスミスかな。 点数が高すぎると思ったけど総合点の妙か。

  5. U字工事 = 対象が人間ではないけどけなし漫才を久しぶりに見た気がする。 このコンビの漫才好きだ。 点数がちょい低いんじゃないかなと思えた。

  6. ザ・パンチ = やっと分かったけどツッコミの人がフィギュアスケートの織田に似てるかもと思った。 他の時のをほとんど知らないけど今日の漫才はいまいちだったと思う。 緊張のせいかボケが完全にくどいツッコミに埋没してる。

  7. NON STYLE = ボケが力入りすぎてたかな。 腰叩かない方が単調さが目立たないし良いいと思うけど昔からあんなことしてたっけかな。 勢いそれなりにあったし悪くないけど、うーん、何か爆発するものが足りない気がした。 ナイツほどじゃないけど点数がちょい高いかなあ。でも面白かった。

  8. キングコングキングコングの悪い部分が出たと思う。 ちょっと空回ってしまった感じ。 漫才の出来は去年よりも悪かったというか、キングコングの中では去年の漫才は出来過ぎだったんだろうか。 今までの出場者のネタを見てきた疲れを乗り越える強力なものが無かったかも。 中田カウスの、頭で漫才してハートがついて行ってない、というコメントに納得した。

  9. オードリー = 上半身反り気味で斜めに構えてるってのもあるだろうけど、ボケる時にツッコミの左側を向いてしゃべるので大事なボケの声が聞き取りづらいのはコンビ側かテレビ局側かどっちのミスなんだろう。 自分は漫才の出来は良いとはいえなかったかなぁ。 注:後で見返したら聞き取りづらいということはほとんど無くて自分の勘違いだった。


一回目のまとめとしては、自分の中では笑い飯、ノンスタ、U字工事が決勝進出と思った。 モンスターエンジンも悪くなかったと思う。


決勝二回戦

  1. ナイツ = 1回目よりネタは良いと思ったしガラスの十代の連続したボケは面白かった。 小ボケが続くネタが二度目だったせいか聞いてて途中で疲れてしまったかな。

  2. NON STYLE = 凄い、というものではないけど1回目より油が乗ってて面白い漫才だった。

  3. オードリー = ゴチャゴチャしててちょっと自分の好みではなかったかなあ。ほとんど左を向かなかったせいか1回目よりもボケの声が聞き取れた。


優勝はNON STYLEだったけど、決勝に行った人選はともかくとして、決勝の3組のネタを見た限りではNON STYLEが優勝するのは自分には納得出来た。  でも正直NON STYLEはもっと面白い漫才出来るんじゃないのかとも思えたし歴代の漫才師の中ではちょっと印象弱いかも? 上沼恵美子にフリートークが下手というキャラを付けてもらったのは一種の保険にもなるしこれからおいしいんじゃないかな。


好みも大きいので一概にはいえないのだけど、今回の決勝の面子は漫才が上手いけどネタ的に爆発力の小さな漫才がそろったという感じだった。未だに去年のサンドウィッチマンの漫才の記憶が残ってるのでよけいそう感じてしまうのかも。


笑い飯M-1の存続のために落ち続けてる気がしなくもない。 落ちる時のコメントが面白いし。 笑い飯は一度落選した方が良くなると思ったけど今回の漫才はひさびさに良いと思える漫才だった。 まぁ笑い飯に関しては贔屓して見てる面があるのだけど。

 
優勝候補と思っていたコングコングは微妙な漫才で、というか出来の悪さも含めて自分の中で想定できる範囲内のキングコングの漫才で、去年は特別だったのかなと思った。 来年もM-1グランプリに出るとしても、今年の優勝候補扱いよりも失敗しないかという変なプレッシャーになるのではないかな。


来年はU字工事に期待したい。
期待できるぐらいホントに良い漫才だった。