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電脳コイル・磯監督とセカイカメラ・井口代表が語る、新しい現実
http://ascii.jp/elem/000/000/409/409940/
この対談はとても面白いものだけれどでも電脳コイルはずっと拡張現実との絡みで語られすぎていると思う。 こういう設定や実際のテクノロジーとの関連の部分や、凄腕アニメーターが監督ないし参加した作品、という部分以外での語りがもっと増えるといいのになあ。


http://ascii.jp/elem/000/000/409/409940/index-3.html

井口: ぼくが「電脳コイル」で最高にシビれたのは、おじいちゃんが出てくる「あの世」っぽいイメージがあるシーン(第18話「異界への扉」)なんです。

 拡張現実(AR)的なものの中に「あの世との往来」を入れるというのは、ある種究極のシーンだと思ったんです。「ファンタジーさえも空間化されている」という発想に驚きました。


磯: 正確に言うと、あのシーンは「仮想あの世」のようなものなんですよね。設定としては「人間の精神活動をマップ化した人物がいる」というものなんです。そのマップを仮想空間と重ね、情報を電脳物質化することで、通りかかるだけで「他人の心の中まで歩いていける」スペースが生まれる。

 日本の「あの世」という発想も同じなんですが、電脳コイルで扱っているARの根本にあるのは「地続き」という発想、「歩いていける」ということなんです。古事記に出てくる「黄泉比良坂(よもつひらさか)」でも、イザナギは坂を走って往復しますよね。

 途絶えてしまったと思ったネットワークが実はつながっている。全編に渡って扱っているテーマの1つがそれなんです。たとえ仮想の世界でも、相手の心は本物です。だからそこまで歩いていければ、必ずつながれるのではないかと。

この部分が電脳コイルの話として興味深かった。