アニメを見て思いついたことなど

24話予告後のテロップにて『天保異聞 妖奇士』ビデオ・オリジナルストーリー制作決定との事。 詳細は番組HPにてと書いてあったので番組のサイトへ行ったらまだ何も情報が無かった。 今回はいつになく説明的なセリフが多かった。 さすが最終回直前。 『妖奇士』って、見ていると天保時代の歴史や風俗に興味が湧くけど作品自体にはいまいち興味が持てなかったりする。 なんだか作品内の設定や事件と実際にあった歴史との細かいすり合わせとアニメならではのアクションなどのけれんとが巧く混ざり合えてないように思えるのだよな。 細かい設定にアニメっぽさがが浮いてしまっているような感じで。 妖夷を沈める為のやたらクルクル回る舞やおいしそうに見えない食事シーンやユーモアの表現の仕方とか。 そういういびつさも魅力なのかも分からないけど、もっと地味に描いた方が合ってたかも。 かなりうる覚えだけど何かの雑誌の声優の人たちの鼎談で、往壓が設定の年齢に対してアニメでは若くて目がぱっちりしてる的な事を、視聴者層を考えた上でそうしたのかもとフォローしつつも違和感として発言していたけど自分は全体的に違和感だらけだったなぁ。 小説とかテキストとして読んだら面白そうって思えるのだけど。 話は変わるけどアトルが呼び出した妖夷はウィリアム・ブレイクの描いた竜のようなルックスだったなぁ。 アトルの妖夷をリビアタンとか言っていたからブレイクが黙示録をモチーフに描いた「大いなる赤き竜と日をまとう女」が念頭にあったのは間違いないんじゃないかと思う。 でも間違ってたりして。


William Blake's Painting of Red Dragon
http://www.fantasyarts.net/blake-red-dragon.htm