鴉 -KARAS-』の3話を見た。
思ってたより早くレンタルできたなぁ。 で、どうだったかというと、話の展開的には新しいキャラが出てきたり、登場キャラ同士の関係が少しずつ分かりだしたりしてすごく盛り上がって行きそうな感じで興味深かったのだけど、このアニメの売りであると思われるアクションシーンが、アクションは相変わらずたっぷりあるのだけれど、1話、2話に比べると迫力にかけたかなぁ、という感じだった。 っていうか、鴉が飛んだりしてる時のスピード感やその風圧で病院の窓や車のガラスが割れた時の破片の飛び散り具合やヌエのアクションシーンとか、ゆっくりに見えたって言うかあっさりしてたっていうかどこか物足りなかった。 2話が激しいアクションで凄く盛り上がりつつ途中で終わったので、てっきり3巻は鴉とザリガニみたいなのと、変身したヌエとが三つ巴で戦う凄い展開になるかと思ってたんだけど、いやヌエと鴉は対峙してたんだけど、ザリガニのえらい人はどこいったんだろうって感じだった。 逃げたんだか、結局2話で死んでたんだかよく分かんなかったなぁ。 オーディオコメンタリーはほとんどただの雑談になっててかなり残念な仕上がりだった。


3話で分かった事だけど、鴉とゆりねの関係は、別の鴉には別のゆりねがついてるしどうも1対1っぽくて、鴉の受けたダメージはゆりねには影響ないけどゆりねの受けたダメージは鴉にフィードバックされるっぽかった。 それと、鴉全員かは分からないけど、乙羽は本体が別にいるのでその本体を襲われても死んでしまうようだった。 分かったことだけどと書きながら、っぽかったとかようだったって書くのもどうかとは思うけどそれはそれでいいとして、だから敵に寝返った元鴉の廻向は自分のゆりねを閉じこめて隠しつつ乙羽を倒すために乙羽の本体やゆりねを妖怪に捕まえさせるんだけども、結果的に、ゆりねがいなくても自立して動ける鴉を生み出す事になってしまったみたい。果たして乙羽は鴉の弱点が無くなったのかどうなのか、次回へ続く。 という感じなのだけど新しく登場した女の鴉の本体って案外妖怪の存在を信じてる刑事の、入院してる娘だったりしてとか思った。 顔や髪形とか違うけど。 いや顔はよくは分からなかったか。


間を開けると何をメモしようとしてたかいい感じに忘れてしまうなぁ。 なので大まかに追記するのみにするけれども、『鴉』って、1話を見た時からずっと、全部のシーンじゃないけどキャラクターが平板に見えるなぁと思っているのだけど、影の付け方なのかなぁ。 3話だと蜘蛛女の妖怪がナースコスプレしてたシーンは立体感のある影の付け方がされていたけど、野外の若い刑事の出てくるシーンとかは影がほとんどなくて、付いても顔の横に縦にスッとかかってるくらいでそれがいまいちな感じがするっていうか、あとカマイタチの妖怪だけやたらアメコミ調の影だったりとかするし、怪しいシーンやアクションシーンと平常時の影の付け方をわざと変えてるのとは思うけど、でも巧くいってるのかなぁと思えた。 っていうか平常時のあっさりした影の付け方が、光源を意識したのでも立体感を出すためでも動かしやすくするために影をほとんど付けてないのとも違うようでどういう意味付けで影を付けてるのかよく分からなかった。 そういうのが気になるのは多分『鴉』のクオリティが全体的に高いからなのだろうと思う。 影がいいかげんなアニメっていっぱいあるし。 あと、カマイタチのデザインだけ他とは違う感じで、『鴉』の登場人物をみんな集めて、この中に4℃の人が混ざってまーす、とか言われたらみんなに一斉に指を刺されそうな、そんな感じのバタ臭さのある装飾多めなデザインだった。