アニメ関連

TVアニメーションにおける光過敏性癲癇への配慮
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【画面の明滅、または輝度の変化について】

1)繰り返しのタイミング=1秒間に3回未満。若しくは8コマ(3分の1秒)未満の短いカット及び明滅、輝度変化は避けるべき。しかし、基準としては前述の1秒間に3回のうち、8コマ未満のカットが1度であれば許容するものとする。また流背引き(流した流線背景を早くスクロールする事)等も点滅に違い効果を与える可能性が有るので、注意。〈3)に関連事項有り〉
※例=”8コマ/4コマ/12コマ〜OK” “4コマ/14コマ/6コマ〜NG” “7コマ/10コマ/8コマ/4コマ〜NG(前半は許容範囲であるが、後半からの範囲内では3回のカットが含まれる為)


2)画面内の範囲=輝度の強い色や透過光が30%以上を覆う場合には、1)の条件を満たしていても注意が必要。逆に5%未満など、極小の光の明滅などはその時の画面全体の効果、明滅の程度と合わせて検討。1)の条件を逸脱していても許容の余地有り。
※5%未満に関する例=遠景の太陽の光、波のキラキラなど。


3)色=捕食となるような組み合わせ(例:緑と赤)などの組み合わせは避ける。特に赤色はテレビ画面に於いて、強調される傾向に有るので注意が必要。アクションシーン等の多い作品では、登場人物に画面を占める範囲の大きい赤い色の指定(服装、髪)を避ける。引きのスピードにも因るが、原則として赤色の流背は禁止とする。〈1)参照〉


【パターン模様について】

1)格子模様=基本的に禁止。動きがない場合でも視覚の錯覚を引き起こす可能性有り。但し日本家屋に於いての障子など、止むを得ない設定に於いては各局面で対処。その場合も画面に格子の数が多い場合での動きの有るカットは避ける。
※例=障子を開ける人物のバストアップショット。特に正面で障子側からのカメラ等は要注意。


2)同心円=同心円が広がる(狭まる)などの動きは避ける。動きがない場合も出来得る限り避けるべき。特に原色を用いた配色は危険を伴うので要注意。原色を用いた動きの有る同心円は禁止。他の配色に関してはスピードによって検討の余地有り。


3)平行線=画面全体にまたがる連続した平行線は避ける。動きの有る場合には原則として3本以内に収めるべき。


【その他注意事項】

・雨、雷など、自然現象であっても上記条件を満たすよう、注意。止むを得ない場合も過剰な演出にならないよう留意するべきである。

・上記条件の複合にはより注意が必要。

・上記条件はあくまで基本的な規定とし、現場での見た目の判断が重要。上記条件を満たしていても、見た目に危険を伴うと判断した場合は中止すべき。また、逆に条件を満たさなくても、許容範囲と認める事も有り得る。

地獄少女の監督のブログかな。 どちらも2年前のものですが、
こちらの記事も興味深かったです。


3コマ打ち
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