書店へ行ったついでに『映像のカリスマ』増補改訂版を立ち読みして中身を確認してから買うか決めようと思っていたのに、短時間でも立って本を読むのがしんどい感じだったのでほとんど中身を読まずに黒沢清特集の文学界やハチミツとクローバーの9巻10巻などと一緒に購入してしまった。 今回買ったものもそのうち読もうと思っているけれども、なんだかそわそわして先月だったかに購入をした『黒沢清の映画術』もまだ少ししか読めていないのだよな。 ちなみに自分が『黒沢清の映画術』で真っ先に読んだのは伊丹十三について語っている辺りなのだった。 その伊丹十三関連話の少し前の、カメラマン瓜生敏彦のヴィットリオ・ストラーロ話には笑ったけれど、この手の言い回しは黒沢清監督が『ファンキーモンキー・ティーチャー』について語った時のと同じような冗談とも本気ともつかない言い回し、というか2人が話す会話のパターンで、まぁ『ファンキーモンキー・ティーチャー』のよりも全然簡潔なものだけどこれはこの人の得意な言い回しなのだろうな。それにしても今に始まった事ではないけど、映画監督の特集を映画雑誌ではなく文芸誌でやらざるをえないというのってどうにかならないのかな。 そして全然関係ないけどユリイカは別冊で細田守特集を出版するべきだと思う。 けど長編2作目だしまだ早いのかな。