このまえレンタルビデオ店へ行った時に、特に借りたいものが無かったのでわらいのじかんの1巻を借りてみた。 おそらく部屋のどこかを探せば初回から録画してあるものがあると思うけどそれはそれとして、見ていてこの頃の松本のしゃべくりには今よりも切れがあるなぁと思った。 Wikipediaやその他の情報によると、わらいのじかんの放映が始まったのが1999年10月のようなので6年前か。 現在の松本はやっぱり昔よりは丸くなったというか、怒ったような口調でボケる時に演技がかり過ぎな部分があったり、しゃべる速さが遅くなったりしているなぁ。 松本が紳助と会話してる時も最近の松紳での二人の関係とは違うノリがあったり、そういう現在と違った部分も見られた事も含めて面白かった。


ところで、わらいのじかんを検索していたら、岩手朝日テレビ内の第33回 放送番組審議会議事録というページがヒットして、その中の番組合評でわらいのじかんが取り上げられていたのだけどもみんなに酷評されてて笑った。 特に印象的だった及川委員の発言を少し。

 最初の「寝起きハイテンショングランプリ」なんかは、演技のようでいて、一種のヤラセだと思いました。本当に自分で録画しているのかも疑問です。撮られていることを知っている訳です。起きる前に起床時間を知っている節があって、あの程度のアラームで疲れ切っているタレントが簡単に起きるわけがないんです。「忘れていた!」つまり撮られていることを忘れていたと言ったタレントもいました。これも何か嘘っぽい、誰も信用できない。どこに笑いを誘う仕掛けがあるのでしょうか。

 「ワールドサファリバスツアー」のコーナーでは、4〜6歳位の幼児まで動員して、バスで都心の公共空間を騒がせてのパフォーマンスを見せている。私はこういう番組の作り方も支持できません。ぬいぐるみの動物もいろいろ出てきますが、実に汚らしい偽動物でした。

「誰も信用できない。」ってところで吹きそうになったけどこの人はヤラセは許せないという人のようだ。 わらいのじかんが面白くない人がいるのも普通だと思うしハイテンションもサファリバスツアーもチープでくだらない所が面白さの1つだと思うけど、でも何が面白いのかって笑いのつぼの違う人に説明するのは難しいよなぁ。 この委員会の発言だけを見た限りでは自分達のモラルに沿っているかどうかを番組の良さの基準にしてそうな発言ばかりなので違う見方をする人も入れればいいのにと思った。 ところで委員長が欠席してたり副委員長が合評すべき番組を早送りで見たりというのは委員会としてどうなんだろ。


第33回 放送番組審議会議事録
http://www.iat.co.jp/Banshin/gr199911.txt