松本人志の『プレイ坊主』を読んで思いついたことなど


『プレイ坊主』という松本人志の本を読んだのだけど、これは読者から送られてくる相談事に松本が答えた週間プレイボーイの連載をまとめて本にしたものらしくて、なんというか、ほとんどの相談に興味が無く適当に答えたようなゆるい発言が多くて、そのいい加減な感じが少し面白い本だった。 あとがきでも《『人生相談』ほど、馬鹿なことはな》く、《人生相談の回答に対して「へぇー、それは違うねー」と思えば、それこそが人生相談を読む価値なんです。》と言っているし、参考になるような答えをほとんど言ってないのはただ適当に答えてただけじゃなくわざな部分もあるんだろう。 傲慢で自分勝手に思える意見があちこちに見られたけど、その場に浜田がいたら突っこまれたりして同じ発言してても印象だいぶ違ってくるんだろうなと思った。 相方の不在を無視してこの本の松本の傲慢な発言だけ抜き出して批判したとしたらそれはあまり意味ないっていう感じかな。 まぁ浜田が松本の傲慢さの一種の抑止力になってる部分もあるのかも知れない。 あと自虐的な事や傲慢な事など、どういう事ををいうにしても松本は突っ込ませる側に立とうとしてるのかな。 傲慢さも自分の性格もありつつボケとしての要素でもあるんだと思う。 笑えるかは別として。 『プレイ坊主』は一人ごっつのようなお題に対してボケるお笑いの本でもないし、文化人キャラ的な、芸能人でも真面目に答えますよ的な本でもないし、微妙な立ち位置の本だなぁ。 そういえばハリウッド映画の『パール・ハーバー』の相談のページに珍走団について少し書かれてあったっけ。 ほんとに発言してたんだな。