「Making BOX」1号とか季刊エスとか。

メイキングボックス アニメとマンガの制作現場
http://www.mdn.co.jp/content/view/3953/
ちょっと「季刊エス」を買いに書店へと足を運んだら「Making BOX」という新しいアニメ・漫画関係のムックの1号が売られていた。 パラパラしてみただけだけど「アニメーションRE」や「アニメーションノート」っぽいムックで、一応このムックはアニメだけの本では無いみたいだけれども、少なくとも1号は特集で割かれている量から見てアニメのムックといってしまってもいいと思う。 アニメーションノート化した「季刊エス」かな。 全然違うか。 ロミ×ジュリ、ぼくらの、おお振り、ラブコン、アクエリオンひぐらし、茄子などなどという、個人的にはなぜにこのアニメのチョイスでムックなのかよく分からないけど、それらのアニメとか、原田大基や宇田鋼之介のインタビューや谷口淳一郎の原画に興味がある人は値段とインタビューや原画等ページのボリュームを考えても安いと思うので買って損は無い気がする。


アニメのチョイスにいまいち食指が動かないので今回は買ってないけど、次に見かけた時余裕があれば買ってもいいかなぁ、という感じ。 何号まで持つか分からないのでさっさと買った方が良かったんじゃないかとか色々思うけど、やっぱり自分には作品のチョイスがなぁ、というか、どうしてもこの作品を記事にしたい、という熱のようなものがこのムックにあったかはパラパラめくっただけなので当たり前だけど分からなかった。 そのうち買うなりして読んだらまた何かメモするかも。


で、「季刊エス」第20号は電脳コイルの記事。 今回ってコイルとバッカーノと絶望先生という3つのアニメの記事があったけど今までこれだけアニメの記事やったのってあったっけかな、あった気がする。 季刊エスでは今回から数回に渡って『電脳コイル』の記事が載るとの事で次号も自動的に購入決定。 こういう予告は細田守インタビューの時も『時かけ』公開後に残りを掲載する的な予告をした事もあったし、購入する側としてはちょっとありがたい。


掲載されている『電脳コイル』の原画は1話の、おそるおそるバク転するデンスケの近藤勝也原画とOPの走るヤサコの板津匡覧原画と1話のフミエが正面に走ってきて両手を漕ぐように回して止まるカットの本田雄修正原画、とOPのしゃがんで足が剥き出しになっているイサコの井上俊之原画。 なんというすばらしくてナイスなチョイスなんだろう。 デンスケのバク転が好きだったので掲載されていて嬉しかった。 関係ないけどデンスケのブログパーツはてなに貼れないので休眠してる極個人的タグ手打ちサイトに貼ってたりもする。


記事は、三ツ木早苗プロデューサーインタビューと井上俊之+高橋知也インタビュー。 井上俊之の発言は相変わらず面白い。 インタビュアーって小黒祐一郎?インタビューのはじめは本田雄リスペクト話でメインはリアルと漫画チックなデフォルメの混交した作画の話や磯監督のこだわり、最後の方は1話などのアニメーターの担当パート話や若手作監話。 OPの歩き(階段?)ダイチとフミエが本間嘉一、メガばあが久保まさひこ、4話のビームで札吹き飛びが磯、1話のハンバーガー店内デンスケや回想のヤサコ「かわいい」が近藤勝也、電車のリュック落ちが本田雄修正、2話?のメガシヤ内のやり取りとメガシヤの外観レイアウトが山下高明。 こういう特集を読むとアニメスタイル3号出ないかなぁって思ってしまう。 こういう季刊エスでのような記事をアニメージュで読みたかったなぁ。 アニメージュはコイルのムック本に載せる記事がなくなるので特集組まないとかそういう発想なんじゃないかって木がしなくもないのだけど、9月号はニュータイプには『電脳コイル』の番組表が載っていたのに近い立場のはずのアニメージュが載っていないという残念な事態になってたりしてたっけ。

『バッカーノ』は未見で『絶望先生』は流し見してるだけなので省略。