アニメ雑誌流し読んだりメモしたり。

どのサイトにどんな版権が描かれたかを紹介するニュースサイトってあるけど、似たような感じで毎月出る雑誌に掲載されている版権を、誰が何を描いたか羅列してくれるサイトがあれば便利かも。 でも苦労して実り少なしか。


――アニメージュ 2007年8月号――
表紙はやっちゃった感溢れる千羽由利子原画。 ページをめくるともう1つクレイモアの表紙が。 コードギアスは表紙になり過ぎだからこっちを本表紙でもよかったのに。今のアニメージュの独自性って何なのだろう。 ページ後すぐにクレア役の声優の桑島法子と田中洋之監督のインタビューで中身はクレアの心情に関して。


サンライズ旋風2007 .... サンライズ特集ってことで00、ギアス、結界師銀魂アイマスXENOの記事。 結界師銀魂以外はニュータイプにおまかせすればいいんじゃないって気がしなくもなかった。


ガンダム00』 ....

ガンダムを操縦する主人公たちは、戦争を止めようと武力介入する第三勢力。 この設定で、何を描きたいとお考えなのでしょうか?


水島(監督) ひとつ言えるのは「武力で戦争を止める」という、誰にでも誰にでもわかるような矛盾した行為を実際に行うと何が起こるのか、それをシミュレーションしてみようということですね。 そこで何が見えてくるのかというのが、描きたいことの1つです。(略)


コードギアス』 .... スザクとルルーシュの眉間に皺入りまくりな版権は田畑嘉之。


結界師』 ....

小形(プロデューサー) これから一番盛り上がっていきます。 おそらく9月に一番大きな山場がやってくると思います。 夜7時台だけど大アクション満載で、伝説に残るようなものにしてやろう! そのくらいの意気込みで、全スタッフがそこに向けて集中しています。 ぜひ期待して観てほしいです。

反響次第かも知れないけどこの言いようだと終わる時期が決まってる感じなのだろうか。 


銀魂』 ....

高松(監督) 10月になったら改変期対策ということで(笑)、また紅桜編みたいな大きなエピソードをやるつもりです。

竹内哲也が参加した回だけは何とかBSで録画したけども紅桜編はすっかり見逃していたのであった。 というか面白いけどもう見るのをやめるつもりだったのだよな。


今回のポスターは表が怪物王女で原作者の光永康則作画、で、裏がシグルイで原画が筱雅律、あと原作者の山口貴由インタビュー。

―山口先生は本作含め、一貫してスプラッタ的な生々しい肉体描写にこだわっていらっしゃいますが、何か理由があるのでしょうか。?


山口 僕は劇画出身なので、人物の絵は解剖図から入っているんです。 皮を剥がすと筋肉組織があって、骨格があって、……それ格好いいと感じます(笑)。「こういう仕組みだから、こう動く」というメカニズムに惹かれるんです。 また、剣客の身体が斬るための機能に統一される様を、筋肉で描いたら表現できるかなとも思いました。 実際は「こう表現するしかないだろう」と結果的に描いている部分も大きいですが、ただ、「生身でやっているんだ」ということを見せたいとは思っています。


黒の契約者』 .... 逢坂浩司の版権。あと野村祐一(3、4話、15、16話)と管正太郎(5、6話、11、12話、21、22話)の脚本家対談。  自分たちの担当回が本筋扱いされるのを嫌がるような発言を繰り返してたけど、脚本を担当した本人達は、与えられた担当回を監督のメモから膨らませて書いたらたまたま本筋に見えるような話になっただけと感じているということのようだ。 当人達は謙虚な言い方をしてるだけかも分からないけれども、読んでいてこの感じで最後まで行くとあちこち曖昧で散漫なまま最終話になってしまいそうに思えた。 岡村天斎監督作はかつてウルフズレインでの4話連続総集編という恐ろしい出来事があったので 岡村監督と脚本家の距離感は大丈夫なんだろうかと勝手に心配してしまうが今回の作り方がどういう結果を出すのだろう。 自分は二期あるような終わり方してもおかしくないと踏んでいるのだけど。 ところでアニメージュ黒の契約者は先月発売の7月号は7ページで今月発売の8月号では4ページと、かなりプッシュしている感じ。


地球へ…』 .... 版権は結城信輝。 キャラデザの人が版権描くのはよくある事だけど色んな雑誌の地球へ…の記事で監督よりも結城信輝がインタビューに答えたり対談してる事が多いと思う。 ちなみに結城信輝の情報を扱っているサイトによると今年の夏コミには「地球へ…」のパイロット本を出すとの事。 記事は他にはちょっとした用語の解説やソルジャー・ブルー役の杉田智和のインタビューなど。 関係ないけど公式サイトのTerra's Questionでのsection09の「キースの匂いは、どんな匂いですか? 柑橘系? 官能系? 」はどうかと思う。 


電脳コイル』 .... これまでの放送された話をミステリースポットという視点で振り返る記事2ページ。 徳間書店が出資している作品にあっさりした対応をするアニメージュ。 今のアニメージュの編集の方々は電脳コイルには興味ないのだろうか。 関連本ばかり出すのもいいけどアニメージュ内でもっとプッシュすればいいのに。 っていうかしてください。


NARUTO 疾風伝』 .... 今年の劇場版と、サクラ役とヒルコの中の方のサソリ役の声優対談を1ページずつ。 サクラ役の中村千絵はちょっと太ったかも。 疾風伝になってからのNARUTOは話や演出などが間延びしているけど話の広げ方はけっこう良いと思う。 これでテンポが良くなってくれれば。


BLEACH』 .... 劇場版第2弾とテレビのオリジナルストーリーの記事を1ページずつ。 今度の映画は日番谷がメインらしい。 テレビのオリストの132話〜137話は原作者の久保帯人が原案との事。


REIDEEN』 .... 斎藤卓也の水着版権。 何話まで見たか記憶にないや。 見ようと思っているのだけどなんだかんだで後回しに。


鋼鉄神ジーグ』 .... 版権は阿部純子。構成の早川正インタビュー。


スカルマン』 .... 版権は柴田淳。 出淵裕・もりたけしインタビュー。 最後の大仕掛けがあるのでエンディングが終わってもチャンネルはそのままでとの事。 最終話のことかな? 話はそれるけどボンズのアニメでは黒の契約者の方が石森っぽいかも。


グレンラガン』 .... 1ページで主要キャラの新デザインを紹介。 衣装が退化してる気がする。 思ったんだけど、男のロマンはドリルよりもゴーグルだと思う。 男って言うか少年のロマンかな。 カミナ死後ヨーコの存在感が薄いのは狙撃手という設定の弱さもあるんじゃないかなぁ。


AMパラダイスのCINEMA、今月はオーシャンズ13。 イラストと対談に川元利浩。 VOICEは『おおきく振りかぶって』のモモカン役の早水リサ。 中学の時に『AKIRA』を見て声優という仕事を意識したらしい。



「ギサブローのアニメでお茶を」41回目は『電脳コイル』。 前半はバーチャルな世界なのに子供たちが肉体を使って動き回っている事や子供たちのポーズや芝居の自然さを褒めつつ、後半はアニメの絵や技術と物語の面白さのバランスのお話。


安彦良和のつれづれなるままに」第二十三回は飼い犬が天寿をまっとうした話。


設定資料FILEは『電脳コイル』。 色の付いてないオヤジは山芋っぽいなぁ。


この人に話を聞きたい第百回は井上俊之。 現在のアニメの状況や自分の問題意識を踏まえて自分がここで何を語るべきかを明確に自覚した上で分かりやすくしゃべっているという頭の良さが伝わってくるインタビュー。 面白いけど時には小黒祐一郎以外のインタビューも読んでみたいところ。 


ノイタミナ解体新書 .... フジ系列の深夜アニメ枠「ノイタミナ」の特集で、フジの編成局の金田耕司、アスミック・エース代表取締役の豊島雅郎、東映アニメーション、白組のプロデューサーのインタビュー。 こういう企画は良いなぁ。 「視聴率至上主義」といわれているらしいフジテレビのアニメ枠の裏話が率直に語られていてかなり面白かった。 フジテレビの人のインタビューはもっと話題になっていいと思う。

  もちろん、子供やマニア層も大事なお客さんですが、それ以上の広がりがない。この状況を何とか打開できないものかという想いから、ノイタミナを立ち上げたわけです。普段、ドラマやバラエティを楽しんでいる人たちにも向けたアニメーションを作りたい、「普通のTV番組」としてのアニメを開発したい、と。
  ですから現在のノイタミナはひとつの戦略の第一ステップで、僕自身やフジテレビの最終目標は、ゴールデン枠に戻っていくことなんですよ。それも夜7時台ではなくて、アニメを「月9」でやりたいんです。1年に1回1クールは、月9をアニメで60分とか。そういうところへ持って行くためのノウハウや、証明や、市民権や、スポンサーを含めた一般の認知度を手に入れたい。(金田耕司)

ハチクロ』と『パラキス』は既に進行していた企画を後乗りでノイタミナに当てはめた企画で、ノイタミナ前提で立ち上げた最初の企画が『怪』とのこと。 他には、原作権の交渉で『パラキス』のスタッフでやって欲しいという原作者がいるとか、「TVオリジナルで人気作品を当てていかないと、原作ものをやるときにも原作者と対等に話ができないんです。」とか、ノイタミナの製作委員会は作品毎ではなく1年スパンで考えられていて1年のうち半分くらいは企画重視で冒険できるとか、アニメ版『のだめ』第一話を観た時実写に負けていると思った、などなど興味深い話が。


読者のイラストをそのイラストのアニメのスタッフに選んで貰うコーナー「Free Space」、今回は『のだめカンタービレ』で選者はキャラデザの島村秀一。 イラストはのだめが多かった。 ちなみに次号の9月号はエマ(選者:楠本祐子・清水ケイコ)、10月号はグレンラガン(選者:錦織敦史)で両方とも既にイラストの募集は締め切っている模様。


「Letter Room」という読者のお手紙紹介のコーナーに「キスダム大好きです。!」というイラストが。


キャラクターベストテンには相変わらずグレンラガンのキャラクターが入っていないなぁ。ニュータイプの方ではカミナが9位に入っていたけれど。

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追記しまくっています。