いろいろ

アニメ版『蟲師』の、尺の関係でOPが無い18話「山抱く衣」の冒頭数十秒を録画出来ていなかったので心地よい目眩を感じつつHDDDVDレコーダーのマニュアルを読むと、予約が続いていると冒頭が数十秒録画出来ない場合があります的な事が書いてあった。 泣くなら今だと思った。 お笑い番組を録画予約してしまったばっかりに! っていうかメーカーや機種にもよるのかも知れないけど微妙に不便だなぁ。 ソルトレイク五輪のフィギュアスケートフリーのスルツカヤの演技も番組をまたいでいたせいで2つに切れていたし。


そういえばTempo Iの掲示板に平松禎史本人が放送版の『蟲師』最終話にも林明美と榎本花子と参加した旨の事を書かれていた。 忙しそうな最中なんだかんだ3度目の参加だっけか。 ユメノオワリ・プロの絆は強しという感じだろうか。 れいによってどこを描いたかは見る能力はないわけだけども、関西で早朝毎日放送しているらんま1/2でも半ばの参加回が放送され出していてなによりなのだった。 86話の「佐助のスパイ大作戦」って佐助がポストの中に入ってる時の水の表現が透き通った感じで波紋とかも細かくて、あれって誰が作画したのだろう。 リアル寄りだから奥野浩行なのだろうか。


そのほかのアニメの事など。


巌窟王』をレンタルで全話見た。 のだけれども、最初面白く思えたものの最終的にはいまいちというか、監督自身がアニメージュのインタビューで復讐物じゃなくなったと語っていたし、実際アルベールを中心に話が進んだせいで伯爵の復讐部分が弱かったと思う。 アルベールが親友の死や自分の財産、地位を失う事を乗り越えて伯爵をも受け入れるという光の部分が、対の影である伯爵の復讐劇をぼやけさせたせいでいまいち光切れれなかったという感じかなぁ。 最終2話で巧く終わらせた感を醸し出せてて凄いなと思えたけれども。 アルベールの母親であり伯爵のかつての恋人がいまいち魅力的に思えなかったのも、伯爵の復讐劇を物足りなく感じてしまった原因の1つかも。 自分の恋人が、自分を裏切り自分を殺そうとした親友と結婚して子を産んでいた事に対する伯爵の思いをもっと描いて欲しかったかな、とか思っていたら無性に実写の阪本順治監督の『トカレフ』を再見したくなった。 関係ないけど、何年も前に初めてテレビの深夜放送で『トカレフ』を見た時、見終えてから体調がすごく悪くなったので、『トカレフ』を見てショックを受けたせいでどこか神経がおかしくなったのではないかと怪しんだのだった。 ただの不摂生だったとは思うけど。


BLOOD+』のOPが新しくなってから最近までの撮り溜めていたものを一気に見た。 話は面白くなって行ってるけど変わらず小夜の魅力が弱く感じるというか、いまいち見ていてひっかかりが無いというか空虚な中心というか、アメリカのホラー映画でまっさきに殺されてしまう登場人物のようにいまいち関心が持てないという感じかなぁ。 『BLOOD+』は小夜を中心として見る物語じゃなく登場人物全体を引いた位置から見渡して楽しむ群像劇なのかも。 作画的には18話だっけかな、に出てきた翼手の子を持つ父親が床に置いた鞄を持ち上げる時の、鞄が中に入ったものの重さと持ち上げる力とで少し伸びるように動いたり、重いものを持ったせいで足が一瞬傾く所とか、カイが翼手を撃つ時の腕や体の微妙な動作がちょっと良かった。 けど、話として重要なモチーフになるわけでもない鞄を少し他の作画より目立つように描いてしまったり、カイが拳銃を撃つ練習をする話があったかどうか分からないけど、一般人が攻殻機動隊の一員のように良い姿勢で撃ったりするのって、演出やキャラクターの一貫性としてどうなんだろうとも思ったりもした。 今更だけれども新しいOPは結構好きで、同じく中澤一登がやった『VIRUS』のアイキャッチにも見られた天野喜孝っぽさが出てるのが良い感じだと思う。


(追記)『BLOOD+』の18話見直したら、カイが銃を構えてるポーズは思ってたほどしっかりしてなくて構えや撃つのに慣れてない感じがちゃんと動きやポーズで描かれていた。 自分の場合記憶だけで書くと妄想が働き過ぎていかんなと思ったりした。


シュガシュガルーンの新EDは何度も見るうちに、最初は気にならなかった3度出てくるラフな線のアニメーションが凄く気になるようになった。 ラフなアニメーションは3度挿入されるけど1番最初以外はちょっとポーズや動きがあっさりしてるっていうか、2度目に入るラフなのはハートとかヘタウマテイスト溢れていてアニメとは関係のない色んな事思い出してしまった。