ダウンタウンの漫才の作り方、他

ダウンタウンの漫才の作り方
http://www.mikageya.com/yu/19/index3.html


高須 「だけど、ダウンタウンの漫才っていったら作り方があるよ」って。
   明確に「作り方」があるって聞いて、最初はびっくりしたのよ。
宮藤 それは興味深いですね。
   どうやって作るんでしょう?
高須 まずはオーソドックスなネタを考える、と。
   例えば医者コントってテーマを決めたら、
   オーソドックスな医者コントを、だーっと全部考える。
   それだけでも充分おもしろいっていうネタにしておきつつ、
   更に松本がやった作業って言うのは、 部分部分で、
   どれだけ予想できる笑いを裏切るかって作業。
   確かにこれでもおもしろいけど、
   ここはこうやったらもっとおもしろい、
   こうやったらもっと裏切ってる…そういうのを延々繰り返していって、
   どれが一番ベストな裏切りかなぁってことを積み上げて、
   ネタを磨き上げていくんだって。
宮藤 わぁ…これは興味深い話ですねぇ。
高須 でしょ? 俺も聴いたとき、なるほどなぁと思った。
   漫才の好きな人達って、大体ネタの予測ができるやん?
   「あー、こう来たら、こう来るな」って考えて、
   「ほらやっぱりね」で笑う。
   そして、もしもそれを上回る裏切りが来たら
   「おもしろい、こいつら、やるなぁ」で笑う。
   つまりはひとつひとつのネタについて、
   予想をどれだけ、どの割合で裏切るかっていうのが、
   ダウンタウンの漫才の作り方だった。
同じページに載っている上岡龍太郎の漫才に関する話も興味深いです。


ダウンタウンの漫才の作り方 その2
http://www.mikageya.com/uta/04/index3.html


小松 松本さん、浜田さんを交えて、
   ネタを30分用に練り直してたんですけど、
   どうしても煮詰まってきてしまったんですよ。
   松本さんを中心に、その現場にきていた作家とか
   僕とか入っていろいろネタを出すんですけど、
   どうも話が流れていかない。
   そしたらね、いきなり何も言わへんかった浜田さんが
   仕切りだしたんですよ。
  「これは、松本がこんな風に台詞言うやろ?
   そしたら、俺がこれこれこういう風に返せるやんか。
   それやったら、問題なく次にいけるやろ?」とかってね。
高須 へぇ〜。
小松 僕は
  「あ、これはダウンタウンの別のスイッチが入ったな」と
   思って、びっくりしましたね。
  「うわっ、こんな風におもしろくなっていくんだ!」って
   目の当たりにしたわけですから。
高須 なるほどね。
   漫才つくる時とか、そうやねん。
小松 そうなんですか。
高須 俺、あの二人が漫才つくる時、一緒に居ったりしててんけど、
   二人居てるやろ?
   まず松本が
  「浜田、こんなんしようと思ってんねんけど…」って言うと、
  「うん、うん、ええよ〜」って。
   で、ある程度ネタの雰囲気だけ説明すんねんけど、
   それを松本は相方の浜田を見るんじゃなくて、
   俺に向かって喋んのよ。
小松 へぇ〜、なるほど…。
高須 これ、対談読んでる人達には伝わるかなぁ、分かるかなぁ?
   で、浜田も松本を見ずに、また俺に向かって
   ツッコミを入れるのよ。(笑)
   コンビ同士でやってると気恥ずかしいから、
   俺を挟んでネタを詰めていく。
   そうしながら、二人ともアドリブを少しづつ入れてくる。
   第三者の俺がどういうリアクションとるか見て、
   ネタを膨らましていく。
   で、最初はネタそのもののビジョンが見えてる松本が
   主導権握って、話を進めていくねんけど、後半になってくると、
   浜田の方がネタのだんどりを仕切っていくねんな、
   不思議なことに。
  「それやったら、俺がこう突っ込むわ、
   そしたら松本のさっきのボケ生きてくるでぇ」って
   どんどん進め出すのよ、
   そしたら、松本も浜田の言った突っ込みのフレーズに触発されて、
   自由度の高いボケがどんどんテンポよく出てくる。
   そうすることで、お互いが次のステップに
   斬り込んでいけんのよね。
   松本が煮詰まると、浜田が整理する。
この次のページなどにごっつが終わる当時の話なども語られてます。



個々の意欲を促し、正当に評価する環境づくりが課題 北村晴男弁護士
http://www.nagano-cci.or.jp/tayori/681/ts_681.html
北村弁護士行列のできる法律相談所に出演するきっかけが、ウンナンの「桜吹雪は知っている」という番組に出演したのを日テレのプロデューサーが観たからとか。