映画「独立愚連隊」の岡本喜八監督が死去(FujiSankei Business i.)
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20050219215114-EIJJKVYHCI.nwc
岡本喜八監督死去(東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050220/mng_____sya_____011.shtml
喜劇と戦争にこだわった岡本喜八監督死去(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050220-0002.html
鬼才 岡本喜八監督逝く(スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2005/02/20/01.html

岡本喜八監督の映画をそんなに熱心に見ているわけでもなくて、喜八監督の映画に限らず、そもそもそれ以外の、どの映画もそんなに見ているわけでもない自分が特定の映画関係者に対して追悼出来る立場にはないし、また思い入れがあるように語るのもおこがましいに違いないのだけれども、かつて二十歳前後の時に初めて見た喜八監督の『ああ爆弾』と『殺人狂時代』は、自分にとって、同時期に見た黒澤明の『用心棒』や『椿三十朗』と同じかそれ以上に衝撃的な面白さだったし、この二本の映画に出てくる馬鹿馬鹿しい笑いのアイデアは、その頃の自分の気持ちをかなり軽くしてくれるものだった。 『独立愚連隊西へ』や『江分利満氏の優雅な生活』や『若い娘たち』、『暗黒街の顔役』、『侍』、『肉弾』や『ジャズ大名』、『大誘拐 RAINBOW KIDS』とか『EAST MEETS WEST』よりも『ああ爆弾』と『殺人狂時代』が好きだったし、自分が好きなコメディ映画の中には、タチやルビッチの何本かやアキ・カウリスマキの『コントラクト・キラー』と一緒に岡本喜八監督の『ああ爆弾』と『殺人狂時代』が確実に入っている。