むかし見たテレビ番組の主題歌とか、学校などで習った歌を、なんとは無しに口ずさんだりなぜか頭の中で延々鳴りひびいてしまったりしてしまう事というのは、ほとんどの人にあると思うのだけど、最近自分の脳内で、おんぶおばけのオープニングの歌が、歌詞をちゃんと覚えていないのにもかかわらず鳴り響いてしまったのだった。 それで、おんぶおばけをうるおぼえながらも思い出す時って、なぜかサザエさんのカツオとかも一緒に思い出してしまうのだけれども、おんぶおばけとアニメのサザエさんって、絵柄が似ていたっけかな。 少し調べたらおんぶおばけの製作や原作をやっていた横山隆一という人はフクちゃんを描いていた漫画家らしいのでサザエさんというよりもフクちゃんに似ていたのかも知れない。 画像が見られるサイトでキャラクターをすごい久しぶりに見たけれども、たしかにフクちゃんに似てる気がする。 でもフクちゃんをほとんど覚えていない、というかほとんど知らないからなぁ。 リメイクされたアニメ版のフクちゃんは何度か見た記憶があってオープニングでフクちゃんの下駄の跡が雪に残るシーンがあった気がする。 おんぶおばけの内容は、おんぶが平泳ぎで空を泳ぐのと怖いキャラが出てくる話が怖かったという記憶しかないや。 あと、なんか脇役とかのかなぁ、キャラクターの絵柄がすごく好きになれなかった思い出がある。


という事で、おんぶに関連したりしなかったりするサイトなど


おんぶおばけの画像などがありました(びーのホームページTOP
http://park1.aeonnet.ne.jp/~bee-hp/tv/onbu/onbu.htm


おんぶおばけタイトルリスト(アニメ 特撮 50音別タイトル集
http://park1.aeonnet.ne.jp/~bee-hp/tv/onbu/onbu.htm


『おんぶおばけ』レビュー(あずき残雪
http://www.asahi-net.or.jp/~zs2t-ikhr/midori/yukirev/onbu.htm


分科会報告「漫画史はなぜ必要か」(担当:清水勲小野耕世
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/page/2001taikai/novmangasi.html

この文章を書いている途中で横山隆一氏の死去が伝えられた。案の上、テレビも新聞も氏の漫画史での役割を全く紹介しないか、表面的にしか紹介しなかった。私は遺族に感謝の意を込めて
 「フクちゃん」は「サザエさん」の生みの親です。
 という一文を最後に付けた弔電を送った。 この一文の意味がわかるには、漫画史の知識が必要である。遺族はわかってくれたと思う。横山氏が長谷川氏に「フクちゃん」連載終了後、その使用したペンを贈ったことの意味はそこにあるのである。

濡れてシビれて 第67回(電気的音楽講座
http://www2.odn.ne.jp/~cdv11180/nureshibi/nurete67.html

卓球: あと“おんぶおばけ”。

まりん: “おんぶおばけ”ってあった!

卓球・瀧: ♪おんぶーおんぶーおんぶが泣いたらお馬がはねる、ヒンヒンヒン♪

瀧: おんじじゃなかったっけ? あ、おんじはハイジだ。

卓球: おんじ。

瀧: だからおんじはハイジだってば。

卓球: おんじ、おんじ……ひげじい! ひげじいだ! おんぶおばけの敵、悪い方のジジイがひげじいだ。

まりん: 昔のアニメって一話完結だったから分かりやすかったよね。

卓球: 今って続きものが多いから、途中から見ても分からないんだよね。一話完結ってダメなんだろうな、今は。

担当: でも“ドラえもん”とか“ちびまる子ちゃん”は一話完結じゃないですか? “サザエさん”もそうだし。

卓球: “おんぶおばけ”もそうだった。そうだ、今ね“まんがはじめて物語”もやってるんだよ、ケーブルテレビのキッズチャンネルで。


∽ ∽


ところで、横山隆一の主催していたアニメプロダクションにいたアニメーター兼作家の鈴木伸一という人はトキワ荘に住んでいたり藤子や石森、赤塚達とスタジオゼロを設立したりした人で、小池さんのモデルになった人だったのだな。


藤子作品FAQ
【Q29】ラーメン大好きの「小池さん」にモデルがいると聞きましたが、具体的にどなたなのでしょうか?
http://www17.big.or.jp/~yonenet/fujiko2/faq/faq021.html

「小池さん」のモデルとなったのは、トキワ荘時代の藤子先生の仲間であるアニメーター・鈴木伸一氏です。

 モデルが「鈴木さん」なのに何故名前が「小池さん」なのかと言うと………当時鈴木氏は「小池」さん宅に下宿しており、オバQに登場する時はいつも表札に「小池」と書かれていたため、キャラの名前もいつの間にやら「小池さん」と呼ばれるようになってしまった、というのが真相のようです(光文社カッパブックストキワ荘青春日記』での藤子先生と鈴木氏の対談で、藤子先生は「あれ、本当は『小池方』の鈴木伸一なんだよね(笑い)」と語っている)。

 ちなみに鈴木氏はアニメーターとして白黒版からカラー版まで、多数の藤子アニメに関わっておられる方で、また最近では小学館コロコロ文庫版『大長編ドラえもん』の一連の表紙イラストも手がけていますので、そちらでご存じの方も多いでしょう。

あと、色々検索していてたまたま知ったのだけど、コロコロコミックの2月号にテレビアニメ版のドラえもんの新しいデザインのドラえもんや主要キャラクターがカラーで掲載されていて、その新しいドラえもんのキャラクターデザインは渡辺歩らしい。 情報は藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記さんの所から。


新ドラ・キャラデザインは渡辺歩さん
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20050114



それと、検索した時にヒットしたWEBアニメスタイルの2001年アニメニュースの横山隆一逝去という記事に、「1961年の『インスタントヒストリー』は国産初のTVアニメシリーズとなった。」と書いてあったので、えーっと思って調べてみたら、『インスタントヒストリー』は日本初のTVアニメだけれど、「各回1分」(allcinemaの記事より)で、現在定着しているような30分の連続TVアニメとして日本初だったのが『鉄腕アトム』という事のようだ。 さらに、それら2つはセルアニメの最初なのだけれども、それよりも前の1960年の1月に、みんなのうたの試作番組である『三つの話』という番組があったそうで、それでは切り絵アニメをやっていたらしい。


(参考させていただいたサイト)

インスタントヒストリー
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=235188

日本初のTVカラーアニメは何?
http://www.puni.net/~aniki/diary/?200202b&to=200202181#200202181

日本初のTVアニメは1960年の「三つの話」だと思われるが、これはNHKみんなのうた」の試作番組で「切り絵」アニメだ。セルアニメの第一号は、おとぎプロ(横山隆一主催)の「インスタント・ヒストリー」シリーズ(1961年)。この年に手塚治虫が「手塚治プロダクション」を設立。1963年には「鉄腕アトム」が放送開始。これは日本初の30分TVアニメシリーズ。


みんなのうた雑誌記事
http://www.interq.or.jp/orange/mitumi/utakan/others/zasshi.htm

和田誠さんは、後藤田氏とともに「みんなのうた」の試作番組とも言えるアニメーション番組(切り絵アニメ「三つの話」)の制作に携わった、いわば「みんなのうた」アニメの始祖とも言うべき方です。


「誰も知らない」みんなのうた缶−NHKみんなのうた非公式サイト)
http://www.interq.or.jp/orange/mitumi/utakan/utafile/41315.htm

和田誠さんと中原収一さんは、『ドナドナ』『レロンレロンシンタ』などの小薗江圭子さんとともに、1960年1月にNHKで放送された試作番組「三つの話」でもアニメを担当。この時のプロデューサーが「みんなのうた」の初代プロデューサーである後藤田純生さんであり、この番組の成功が翌年の「みんなのうた」放送開始につながったという。


アニメーション番組表
http://www.gtk.utmc.or.jp/lib/tva.html

新しい動画(NHKテレビ前9・00)「三つのはなし」。中村メイコのジョッキー的おしゃべりと、三つの童話のアニメーション・フィルムをクロマキーでつなぐ新形式の名番組み。


懐かしのNHKの番組と日本最初のアニメ
http://www.asahi-net.or.jp/~AE5T-KSN/d/200412.html#19-02

さて「夕方六時セレクション」の中に「3つのはなし」が収録されている。今回、DVDを買った目的の一つ。日本最初の国産テレビアニメは 「アニメ ポケットデータ 2000」 [AM/eS!/bk/紀] には「三つのお話」が最初の作品である、となっているが、これが収録されているかどうか、が楽しみだったのだ。で、作品を実際に見てみると、タイトルは「●新しい動画 3つのはなし」だった。放映日などの詳細データがこのDVDでは確認できなかったが、テロップによれば原作は「浜田広介」「宮沢賢治」「小川未明」で、構成と絵は「小薗江圭子」「和田誠」「中原収一」となっている。

疲れたー